付和雷同とは

付和雷同とは?四字熟語の意味と由来を解説

付和雷同とは?四字熟語の意味と由来を解説

付和雷同の意味

『付和雷同(ふわらいどう)』という四字熟語は、他人の意見や行動に盲目的に同調することを指します。文字通りに訳すと、「付和することによって雷同する」となりますが、その意味はさらに深いものがあります。

この言葉は、自己の意見や判断力を持たず、他人に従って行動することを批判的に表現します。他人と同じように振る舞うことで自己主張ができず、個性や独自の考え方を欠落させることを指す場合があります。

付和雷同の由来

『付和雷同』の成り立ちは、中国の古典文学から来ています。元は、「付和せしに雷同せん」という言葉で、宋代の詩人である蘇軾が詠んだ詩に由来します。この詩では、人々が愚かな意見や行動に盲目的に同調してしまうことを批判しています。

この詩の一節が後に『付和雷同』という四字熟語として広まり、盲目的な同調を嘆く言葉として使われるようになりました。

付和雷同の使用例

『付和雷同』の言葉は、さまざまな場面で使用されます。以下にいくつかの使用例を示します。

  1. 彼はいつも付和雷同してばかりで、自分の意見を持たない。
  2. 会議での議論が付和雷同ばかりで、新しいアイデアが出ない。
  3. グループの中で付和雷同することで、個性や創造性が失われる。

『付和雷同』は、他人の意見や行動に盲目的に同調することを批判的に表現した四字熟語です。この言葉は、個々の独立した思考や判断力を大切にし、盲目的な同調から自らを守るように促します。

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